私のアイデアの中で、学級担任としての仕事の中ですごく役立っているのが、「担任からのメール通信」のアイデアである。
これについては、「
アイデアマラソン094 保護者にほぼ日刊メール通信を始める」 で、すでに記事にしている。
あれから数年が過ぎたが、このアイデアには本当に助けられてきた。
もちろん、保護者からしても、学校のいろいろな情報が分かる。これが第一の目的である。
実は、副次的に担任の私もとても助かっている。
なぜなら、この企画で保護者からメールアドレスを教えてもらえると、メールで個人的に連絡できるからだ。
たとえば、保護者と連絡を取りたいのだけど、「こんなことで電話をかけるのはなあ・・・」と躊躇することがよくある。
私の最近の例では、給食当番のエプロンを、なかなか生徒が持ってこないので、保護者のご協力をお願いしたいのだけど、「家に電話をかけるほどのことではないかなあ」という時がある。そんなとき、メールなら題名や文面を工夫したりして、保護者に気軽にお願いすることができる。(アイデアマラソン1338)
そして(これは教師の内輪の話だが)、よく我々が指導されることの中に、「教師は何か悪いことが起きてから、保護者に連絡するけど、保護者からしてみたら、『(教師は)悪いことしか言ってこない』と思だろ?だから、ふだんから『いいこと』も連絡するようにしなさい」というのがある。
しかし、これは現実的ではない。だって、保護者からしてみれば(私も中学生の親として)、電話を取ったら、息子の担任の先生からだと分かったら、まず、「何をやらかしたんだ!」とドキッとする。そのあと、「いやあ、息子さんが漢字テストで満点取ったんですよ」とか、「給食を配るとき、落ちて割れた牛乳ビンを、率先して片付けてくれたんですよ」などと聞かされても、最初のドキドキは収まらない(「そんなことでかけてくるなよなあ~」)。
だけど、メールでなら、そういう日々のいいことなんかが気軽にできる(アイデアマラソン1339)。もちろん、文面やタイトルに配慮が必要なことは言うまでもない。
さて、話を戻して、「担任からのメール通信」の呼びかけを、今年は新しいクラスになって早々の「学級通信第2号」で実施した。

まあ、おそらく学校からのプリントを子どもが見せない、とお悩みの保護者は私も含めて多数いると思われるので、「この学級通信は必ず見せなさい」という意味をこめて、通信の左下の部分を親がサインして切りとって持ってくる、という工夫をした。(アイデアマラソン1340)
なぜ、このような三角形にしたのかというと、私は学級通信を生徒に保存させ、学期ごとに製本するのだが、左下を三角形に切り取ると、製本したときに切り取ったのが目立たないからである(左綴じにするからである)。(アイデアマラソン1341)
そして、私のメールアドレスが入力しやすいように、QRコードが印刷してある。
手軽にQRコードが作れるフリーソフトについては、以前「
アイデアマラソン522 QRコードって、自分で簡単に作れるんですね」 で紹介した。
これだけでは、まだ不十分である。
そこで、4月中旬から下旬の「家庭訪問」の時に、再度アピールする。その場で、私にメールを送っていただけるように、QRコードが印刷されたプリントを持参して家庭訪問をする(アイデアマラソン1342)
ここまでやって、今年は多くの保護者にご協力をいただいた。
すると、さらに副次的に助かることがある。
「学級連絡網」がどのクラスでも組織されていると思うが、緊急連絡がメールでできるのである。
もちろん、何があるか分からないので、電話による連絡網は整備しておかなければならない。
しかし、実際には、担任からのメールの一括送信のあと、一定時間後に返信をいただけなかったご家庭と、はじめからメールアドレスが教えていただけないご家庭だけに、こちらから電話するようにすればいいのである。そうすれば、生徒間のまるで「伝言ゲーム」のようなミスが起こりやすい連絡網よりも、確実な連絡を伝えることができる(アイデアマラソン1343)。
以上のように、私のアイデアの中では良い企画である。